
こんにちは、のりゆきです。
生きていると、色々な人に出会います。
自分では常識だと思っていたことも、実は他人から見たら非常識だと思われていることもあります。
今日は、読者からいただいた質問より僕の回答を送りたいと思います。
Kさんは、とある会社で働く普通のOLです。
Kさんには、部下が数名いるのですが、その中の1人に頭を悩ませている、というものです。
簡潔に言えば、その部下であるOさんが日々のストレスになってしまい、生活に支障をきたすレベルにまで影響を及ぼしている、と。
原因は、Oさんが何度も懲りずに同じミスをする、というんですね。
「これ、以前にも教えましたよね?」
「これで10回目ですよ!」
「言われたことをきちんとメモしたら?」
Kさんは、できる限りの努力はしたものの、それでも全く改善の「か」の字も見られないOさんに最近では嫌気がさしてきてしまい、時には殺意まで感じるのだとか。
まあ、同じミスを注意されても、何度も懲りずに反復して繰り返す人っているんですよね。
その都度注意されたOさんは「すみません」と謝るものの翌日にはケロッとした様子で、また同じミスを繰り返すと・・・
僕は、この質問を読んだ時に直感で感じたことがあります。
それは、KさんはOさんに舐められている、と。
要は、たとえミスしてもKさんなら優しいし、大丈夫だろう。
そんな甘い考えがどこかにあるんだと思います。
世の中には、優しさを勘違いしてしまう人も一定数いて、そういう人達ってすぐに甘えてしまうんですね。
同じことを何度も伝えているのに、全く相手に響かないとしたら、いつまでも同じ伝え方をしていてはダメなんですね。
極端な話、日本語が通じない日本人もいるんです。
また、ガチの脳の病気のケースもあったりします。
そういった場合、こちらの対応を変えないと、自分が知らない間に精神を病んでしまうことも多いんです。
事実、KさんはOさんの教育に関して頭を日々悩ませており、それがストレスになってしまうことで、生活に支障をきたすまでに発展しています。
最近では殺意まで感じる、というのは結構危ない状態です。
ちなみに、僕の考えとしては、たとえ同じ伝え方をしても理解できない人がいることは分かっています。
学校の先生だって、クラス生徒全員に同じ内容の授業をしているのにも関わらず、生徒が全てテストで100点を取れるわけではないですよね?
中には僕のように、机の上を鉛筆で火起こしをするようにクリクリ回して穴を開けて、その穴に消しゴムのカスを詰め込んでニヤニヤしているようなヤバイ奴もいるんですね。
僕がなぜ先生の授業を真剣に受けなかったのか?と振り返ると、全く先生の言葉が理解できなかったからです。
つまり、興味関心を持てなかったわけです。
人って、自主的に何かをしようと思うと、こちらがあえて言わずとも積極的に動くようになります。
学校の宿題はしないくせに、テレビゲームは言わなくても自主的にやる子供のように。
同じことをいくら言っても相手の改善が見られない、というケースは会社だけの話ではなく、夫婦間や親子間でも見受けられる問題なのですが、根本の要因は、自分が相手を変えたいと思う心があるんですね。
つまり、同じことを繰り返し言えば伝わるのが普通。
言ったことも理解できないのは、相手の知能指数の問題。
改善できないのはやる気の問題。
まあ、掘ればいくらでも出てくるかと思いますが、会社に毎日出勤できている、という時点で記憶力はあるんですね。
「改善を相手に求めるよりも、自分の中で何か改善するべきことはないだろうか?」
実は、この思考が相手を変える秘訣だったりします。
相手に期待すること、相手を変えようとすること。
この2つをきちんと守っている人ほど不幸になります。
なぜなら、相手は期待に応えてくれないから。
そして、思うように相手が変わらないからです。
昔の偉人たちは、「変えることができるのは自分だけである」という名言を残しているのには、深い理由があったわけですね。
基本的に、僕は相手は変えることができないと思っているし、変えられるのは自分だけだと思っているので、改善を相手に求める時間があれば、自分が改善する時間を持つようにします。
状況を全て把握しているわけじゃないので、具体的なことは言えませんが、僕であればどうしたら相手を攻略できるのか?というゲームにします。
こちらが言ったことを覚えていて、同じミスをしなければクリアだと仮に設定してしまうんです。
そしたら、色々なアプローチを実践していきます。
口頭で言うのはもちろん、1から10まで説明したり、相手に実際にやって覚えてもらったり、僕がしている姿をメモさせたり、スマホの録音機能を使って何度も繰り返し家で復習するように伝えたり・・・
それでもダメだったら、大きな声で意味もなく怒鳴ったり(演技)、さらに、それでもダメだったら、ミスするごとにご飯を奢るというパワハラすれすれのルールを強要したり・・・
とにかく、同じことばかり繰り返してもダメだということが分かっているのですから、そしたら以前とは全く違うアプローチを仕掛けていくしかないんですね。
言葉は悪いですが、同じことをいくら説明しても分かってくれない・・・
と、嘆いたり愚痴をこぼしたり、相手の悪口を言ったりするのは簡単です。
ですが、相手から見たら、また同じことをしてきたな、と思うだけです。
前から攻めてダメだったら、今度は後ろから攻めてみるとかゲームでもあるじゃないですか?
目の前に扉があって押しても開かないとしたら、いくら力技を試しても結果は同じなんです。
けれど、もっと力を入れたら開くはず・・・みたいな期待をしても無意味ですよね?
そしたら、1度冷静になってそもそも鍵穴がないか?とか、押してダメなら引いたらどうか?とか、引いてもダメなら横にズラそうか?とか、下から上に持ち上げたらどうか?とか、隠し通路はないだろうか?とか・・・
ダメだと分かったら、改善するのは自分の側なんです。
なぜなら、扉はずっと扉のままだからです。
気分的に、調子いいからオープンするぜっ!なんて自動で開くことを期待するよりも、自分が今できることを探して実践した方がはるかに建設的な解決法なんですね。
もちろん、ハンマーを持参して扉そのものをぶっ壊す、という発想もあるし、そもそも、その扉を開ける必要ある?という見方もできる。
時には、相手に危機感を抱かせたり、恐怖心を与えたり、優しさで解決できないとしたら、別の角度から攻めてみる、という発想も大切なんですね。
「これ、次同じミスをすると、申し訳ないけれど、給料から引かれるみたいだよ」とか。
「この仕事できてないの〇〇さんだけですよ」とか。
それで、嫌われたくないって思うかもしれませんが、仕事は友達作りの場ではなく、あくまで仕事をするのが目的なので馴れ合う必要はないわけです。
それでもダメなら、同じ労力を使うなら、他のHさんにしよう!というのもアリです。
同じミスをするのは、相手に問題がある、と考えている時点で、言葉悪いですがすでに相手の思う壺な訳です。
それで溜めなくてもいいストレスを抱えて髪の毛が抜けるとかって、本来ならば経験しなくてもいいことです。
自分には指導する力がないと判断して、誰か別の人にお願いしたら、案外すぐに解決してしまうなんて話はたくさんあります。
全く授業についていけずに、テストもいつも赤点だった子が、林先生と出会うことで劇的にテストの点数がアップする、ということもあるわけです。
つまり、なんでもかんでも自分の力だけで解決する必要はないってことです。
時には誰かに頼ることも、助けを求めることも立派な解決手段の1つなんですね。
ということで、相手に殺意を感じて日常生活に支障を来たすくらいならば、いっそのことそれを1つのゲームとして捉えて攻略してみたらどうでしょうか?という僕からの提案でした。
それすら余裕もなく、顔を見るだけで不快になるのだとしたら、環境を変えて物理的な距離を置く、という方法もあるし、嫌な奴になって全て無視して相手をこちらに寄せ付けない、というブラックな方法もあります。
いずれにせよ、同じことをいくら繰り返しても、相手が変わらないとしたら・・・
自分の方で変えられることはないか?改善できることはないか?
今回の話を思い出していただき、何かしら実践していただけたらと思います。
参考になれば幸いですし、参考にならなければボツにしていただいて構いませんが、割と本気でお答えしましたので、どうか1割でも実践していただけると嬉しく思います。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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